2006-10-06
予習と復習(+ママ引用)
きさぞう です。
秋の長雨とは言いますが、外はすっかり嵐の様相。短期決戦で
明日は晴れ、ならうれしいけれど、も少し”おしとやかに”
しとしと降ってくれりゃいーのに。。。
しかーし、やはり週末は爽やかな秋晴れの運動会日和を希望です。
なんてったって1年半ぶりにヤツらが帰って来るのですから!
なので、今日一日で、すべてきっちりしぼり出すのも可とします。
にしてもビショ濡れだっ。
ちょうど2週前の「笑っていいとも」の名物コーナー(この言い回し!)
「テレフォンショッキング」のゲストは高橋幸宏氏。
まずは恒例の、電報をご紹介、で、のっけからまさかの展開。
「トウキョウ デ アイマショウ」by アトム・ハート (!!!)
そもそも、幸宏氏がタモリさんに自身の新作と合わせて
セニョール・ココナッツ「Yellow Fever」を渡しつつ、の
話からスタートって展開に何かあるぞ、とは思ったが、まさか
「いいとも」に電報を打ってくるとは!しかも"クリスタルDENPO"って!!
終始、釣りの話で盛り上がるご両人だったが(川釣りで熊と会う、とか)
コーナー冒頭の出来事は、間違いなく歴史的重大な事件であって、
釣りどころの騒ぎではないのだ。
というのも、今からざっと、ん十年ほど前、月刊アイドル雑誌「明星」と
「平凡」のどっちかの付録の小冊子に”私の宝物を紹介”的な特集号が
あった。当時のアイドルたちの中に混ざって、どーゆーわけだかタモリさん。
(他にも、マーチンD-45が宝物、と、あのねのねなども)
で、そのタモさんの宝物は、自身がフィールド・レコーディングをした
「姉のトイレ」(!:確かこんなタイトルだった、ジャケも自作)とか
ピンポン録音でカットアップコラージュを駆使したカセット作品群だった。
「オールナイトニッポン」での、NHKニュースをズタズタに切り貼りして
架空のニュースをでっち上げるなど、タモさんの音響マニアっぷりには
(勝手にタモさんって呼ばせていただいております)、当時、小学生だった
身には、ほぼ狂ったおじさんとしか映らなかったが(アイパッチだったし)
振り返れば、タモさんこそ最初のhiphopアーティストで、レコーディング
エンジニアリングを意識させてくれた人で、真のカルトヒーローだったのだ。
(無論、自分にとってのだが)
その親愛なるタモさんが、アトム・ハートの電報を読み上げる!
トランペットとハナモゲラ語を四ヶ国語で乱射しまくる奇人が
ソングとトラックを縦横無尽に切り結ぶ魔人の名を呼んだのだ。
ラテンでYMOを、と言う幸宏氏の説明に、へぇ、としか言わなかった
タモさんだったが、25周年(!)の「いいとも」で、この高橋幸宏氏の回は
オイラの音楽史のミッシングリンクとなり得た瞬間だった。
というわけで、高橋幸宏氏、アトム・ハート率いるセニョール・ココナッツ
一堂に会しましての、sonar sound tokyo 2006 開催です。
どうせならタモさんもトランペットで、そしてご家族の哀しみを乗り越えて
コーネリアスも2日目にも参加してくれたら(勝手に希望で)、うれしいなぁ。
さっそく明日は、伊東さんと進くんのOptrumです。最近お会いしておりませんが
お元気、でしょうね!そして日曜は、これまた昨年の同会場で観た以来、
テノリオンの進化が気になりますの岩井俊雄さんもぜひ。いまだにワンダースワン版
使ってます。そしてそして、幸宏氏で、セニョール・ココナッツで踊りまくったら
最終日はヤンさん登場です。「フォーエバー・ヤン ミュージック・ミーム 1」を
読みながら em records のCD達で検証するのが、最近の楽しみです。
だってお次はaliciaがあるしね。
まだまだ暴風雨が収まる気配はありませぬが、てるてるぼうずを作って明日からの
楽しい週末に備えましょうだぞう!
チャオ、アミーゴ!!!
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以下、2005年の5月に書いたものより。。。
というわけで、今年は「日韓友情年2005」だったり
「日・EU市民交流年」でもあって「日本におけるドイツ2005」
なので、このゴールデンウィーク真っ最中にやって来たのは
アトム・ハートと称する、筋肉質の締まったカラダと
コワモテ過ぎるマスクを持ち合わせたドイツ人。
でも、在チリ from サンチャゴ!!
思えば下北沢の伝説の店、カルト・バー=ガラクタ飲み屋=
ライティングされた物置、、、だった「スリコミ屋」(ホントは
ちゃんとした名のある店だが)で、マスターH氏と二人っきり
アトム・ハート率いるセニョール・ココナッツの2枚目を
何度繰り返しターンテーブルに乗せたことか。
メレンゲなクラフトワーク流れる中、ヴィブラフォンを
買うとか、借りられる場所があるのだとか、カレーはウマい
じゃなくて効くかどうかだ、いいカレー食うとカラダの
悪いところが痛くなるんだ、下北沢の若い連中は金がないだの
金を払わないだの、夜な夜な繰り広げられる真実と虚偽も
マサラな客の話も、つまみはセニョール・ココナッツだった。
そんな想いをはせながら、渋谷のムラムラ坂道のド真ん中のハコ
地方から遊びに来たムラムラな(たぶん) 若人に囲まれる中、
総勢7+1名のプレイヤーたちの本気ラテン度全開っぷりに
フロアは老いも若きもオスもメスもいっしょくたの
汗も汁も液もほとばしりまくりだくだく状態となっていた。
ボンゴ、コンガ、ティンバレスを自在に行き来する
パーカッションは立ったり座ったりめまぐるしい運動量、
小さなカラダを全力でぶつけていくベースは組み立て式の
ウッドだからバラバラになりそうだし、とにかく吹きまくりの
テナーサックスと、吹いていない時の腕組みした中に抱き
かかえるトランペットの粋な姿にシビレ、左右に振られた
ヴィブラフォンとマリンバのマレット折れるって!の力強さは
ステレオパン効果となり 脳ミソを揺さぶりまくったかと思えば
太陽もいやがるぐらいの陽気さといなたさを合わせたラテン臭
たっぷりなボーカルが歌う踊るこーるあんどれすぽんす!
マイケルジャクソン、ディープパープル、クラフトワーク、
そしてシャーデーまでもが、すむーすおぺれぇたぁー、はいっ!
ってなかんじで客にマイクを向けるなんて、いったいどこまで
ノリノリになれというのだ汗まみれ胸はだけのラテン野郎たちよ。
だが、同じステージ上の脇では、ひとりだけ横向いて、
0.1mm単位でオーダーメイドしたよなカッチリしたスーツに
ネクタイ締めて、ほんのちょびっとだけ横揺れしている男が
涼しい顔して佇んでいる。
曲ごとのスタートストップ時に、クリック代わりの2-3、3-2を
刻むクラベスやギロをパワーブックから的確すぎるキューとして
送り込み、読み取れないギリギリに口角を持ち上げることが
たまーにあるぐらいの強面なのに、なぜ、ベネズエランボーカリスト
から、ボクらの頭脳、 われらのマエストロ、と呼ばれてるんだっ。
むぅ。完璧過ぎる演出じゃないか、面白過ぎるじゃないか、今月末に
観るカエターノより前に、こんな素晴らしい演奏見せられたら
今後何も楽しめないじゃないかっ!セニョール・ココナッツ!!!
ありがとう!グラシアス!!ボクらのアトム、アトム・ハート!!!
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